「私、大学院を辞めます!」17卒の既卒が新卒就活に乗り込んでみた。①
こんばんは、あおりんごです。
これからしばらくは、私のちょっぴり変わった就活事情や、就活前に感じていたこと、就活を終えてみての感想などを、少しずつ書き記したいと思います。
大学院修了を断念する
私は現在、某国立大学の理系大学院に所属しています。17年に大学を卒業しています。
浪人も留年もせず、大学院までストレートで来ました。
ところで通常、理系の大学院生には「推薦枠」というものがあります。
推薦枠はあくまで選考ですが、大学や教授の威を借りている手前、落ちることはほぼないため、コミュ障陰キャの無能くんでも名だたる大企業にポンポン入っていきます。
なんでアイツがあんなエリート企業へ!?文系の人々は嫉妬で涙を濡らしてしまうでしょう。
私も順調にいけば、理系院卒としてエリート企業に推薦で内定をもらい、サークルの後輩にアピールしまくるクソ先輩になるはずでした。
しかしその夢は叶いませんでした。
私は辛すぎる研究室生活に耐えかね、ノイローゼになり、とうとうドロップアウトしてしまいました。これが昨年の秋くらいです。私は休養をすることにしました。
しかしこれからどうするか?
時間が空いたところで研究室に戻れるのか?否、もう無理だ、あの環境には死んでも戻りたくない。となると残された道はただ一つ、大学院を辞めることです。
私は院の修了を諦め、学部卒として就活を始めました。
研究室で何が起こったのかはまた今度の機会に話すことにして、とにかく私は就活をしなければならない。しかし不安は莫大なものでした。
就活前に感じていたこと
将来自分がエリート企業の一員となることを信じて疑わなかった私は、完全に大手病でした。名の知れた企業に入り周りから羨望の目で見られる自分を期待していました。
しかし、大学院中退という経歴は、その夢を大きく遠ざけるものだと感じました。
日本の現状の就活では「新卒ブランド」が最重要視され、経歴にキズが付いた人はとても不利だ。浪人や留年よりも不利。良い企業への就職はあきらめた方が良い。
ネットの既卒就活記事の大半には、このようなことが書かれていました。
私は打ちひしがれます。せっかくそこそこの学歴を手に入れ、エリート企業への切符を手に入れる寸前、すべてを棒に振ってこれからの人生を生きていかねばならないのかと。なんのために今まで頑張ってきたんだろうか??
そもそも、既卒として就活を始める私は、新卒採用では採用されないのではないか。
特に就活生から人気な企業では、エントリーしたところで書類審査でバンバン落とされるのではないか?
いや人気な企業だけではない、新卒採用をおこなうすべての企業でこのような事態が起こるのではないか?
果たして、私は就職できるのか??
既卒就活を考えたが…
不安に駆られた私は、リ○ナビダイレクトという既卒者向けの求人サービスに登録しました。
そこにはたくさんの企業の求人が載っていましたが、私が知っているような会社は一つもありませんでした。どれだけ探しても聞いたことのない、中小企業ばかり。
これには絶望しました。あのリ○ナビ様が提供する求人がこの有様とは!
ここで私は、既卒者に対する社会の評価が、予想以上に低いことを痛感したのです。
さらに不安に駆られた私は、既卒の就職支援サービスをおこなうウズ○ズに登録し、既卒就活説明会に参加してみました。
説明会の後個別に相談する時間があったので、自分の状況と思いをウズ○ズのおにいさんに話したところ、
「うん、君は新卒採用の枠で就職した方が良いね。私たちの方からサポートすることはないよ。でも高望みはしない方が良い。頑張ってね」
と言われ、帰されました。それ以降ウズ○ズから連絡がくることはありませんでした。
いよいよ私を助けてくれる人はいません。
逆境を乗り越える
しかしこの経験から私は決心しました。
這い上がらなければならない。
大学院中退のガイジが大企業に就職するなんて無理?
もしそうでも、自分がわけのわからん小さな企業で働くなんて考えられない。そっちの方が無理。働くモチベも見出せない。幸せになれない。
それなら、大学院を辞めて、かつ、大企業に就職してやる。
エリートとしてお金持ちになってやる。
周りの人を見返してやる。
研究室のクソ人間たちに自分の人生壊されてたまるか。
私は大学院修了を諦めつつ、新卒採用の枠で就活し、必ず結果を残すことを誓いました。
続く。