日々是恥之上塗

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証券外務員一種を一日でなんとかした話。≪2019年3月≫

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こんにちは、あおりんごです。

先日、証券外務員一種の試験を受けてきました。

 

証券外務員というのは、簡単に言うと、証券の取扱いなど銀行業務に携わるために必要な資格です(ぶっちゃけ自分でもよくわかってない)。

銀行員や証券会社勤務の人はもちろん、その他業種でも必要があれば取得を強制される場合もあるとか。近い世代で言うと、金融機関への就職を考えている就活生がアピールのために取得したり、また新卒で銀行や証券会社へ行く内定者は必ず学生のうちに取らされるようです。

 

私がこの資格取得を志した理由は

  • 銀行業務にも興味、ある程度の理解があるとアピールしたい
  • 会社が提示する取得推奨の資格リストに入っている
  • 取得が比較的容易な資格である(お手軽)
  • 親しい知り合いが勉強していてテキストがすぐ手に入った

主にこの4つです。近しい業界である銀行業務の理解も深めることができますし、入社時点でやる気のアピールもでき、資格手当で少しでも給与が増えるのなら、十分投資に値する資格です。

 

この資格の試験はテストセンターで受けます。試験日は決まっておらず、平日の好きな日程を選ぶことができます。休日にはやっていません。

440点満点で7割すなわち308点以上取れば合格です。もし不合格の場合、試験日から30日くらい後になればまた受検することができます。

とはいえ、受験費用は8,704円とやや高額のため、何度も受けるのは好ましくありません。

 

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私は、この資格は簡単だと聞いていたので、試験申込みの8日後を試験日として予約しました。まだ全く勉強してないけど8日あればまあいけるだろうと。

 

しかしながら、申込日からしばらく、下宿の引っ越し作業でほとんど勉強時間が取れませんでした。というより、引っ越し作業に思ったより時間を取られたが「まああと〇日もあるし今日勉強しなくても平気やろ!」の思考にとらわれ、勉強をろくにしない日々が続きました。下宿を売り払いようやく荷物整理が落ち着いたとき、試験日は2日後まっで迫っていました。さあ大変です。

 

さらに残念なことに、「別にこの資格取得はマストじゃないから、いうて落ちても問題ないわw」という逃げの思考に走ってしまい、その日も勉強に身を入れることができませんでした。

 

そんな私でしたが、ついに試験前日の朝、親に言われたのです。

 

「明日試験受けるんでしょ。勉強してるん?頑張ってね。」

と。

この何気ない一言に僕は震えてしまいました。

親はこの資格についてどういうものか詳しく知らないはずけれど、とりあえず「試験があるから勉強するんだ」と言った私のことを応援してくれている。それなのに私はこのまま勉強もせず、試験に挑まず、なかったことのようにふるまいその場をやり過ごすのか。ありえなかった。ここで私はようやく火が付きました。試験開始まであとほぼ24時間。全力で試験勉強と向き合うことにしました。

 

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で、ようやく勉強内容の話。

知り合いから借りた問題集をやり始めたのですが、知らない知識ばかりで思ったより難しい。分量もかなり多い

…テキストをすべてこなすには、圧倒的に時間が足りないことを悟りました。

ここで私は様々なブログ記事を探し、攻略法を模索しました。すると、「各分野で出題される問題数はだいたい決まっている。問題数と配点が高い分野から攻めるべし」との記載がありました。

 

正しい内容かどうかわからないが、複数の記事で同じようなことを書いてあったので、それを参考に、捨てるところはきっぱり捨てて、頻出部分だけは最低限さらうことにしました。具体的には、

この5つのみです。この単元からはどんな問題が出ても解けるようにしっかり勉強しました。特に計算問題は、配点が高いかつパターン問題のため、完璧にしました。他の分野はほとんど触れてないか、テキストをサラッと読んだだけです。

結局、ぶっ続けで朝4時まで勉強し8時に起きて試験会場に向かいました。こんなに必死に勉強したのはいつ振りでしょう。大学生時代の期末考査直前を彷彿とさせます。

 

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さて試験ですが、

勉強したところは意外とすらすら解答できる!知らない問題はさっぱりわからん。それでもわかるところだけは確実に得点していく。あとは運に身を任せる。

幸運だったのは、私はFPや簿記の勉強をしていたため、証券外務員の勉強としてはやってないけど他の資格試験の勉強のときにやったわというような問題も散見されたことです。

 

全ての問題を解き終え時間はあと50分(試験時間はかなり長い)、確実に正解したと自信がある問題とその配点を一つずつ数え計算し、自信のない2択問題は期待値からどの程度得点できているかを予測した結果、あと10点問題を18問中10問正解できていれば合格できている、というところまで予想しました。しかし10問も正解している確信は全くありませんでした。考えてもわからない問題も多いため、自身がない問題が正解していればよいな…と祈りながら、試験を終了しました。

 

この試験は終了後即結果がわかります。試験終了のボタンを押すと同時に受付のプリンタから結果が印刷されるのです。PC画面には表示されません。試験を終え受付に歩いていく私の心臓はドキドキでした。別に落ちても良いやと思っていた試験も、これだけ徹夜して勉強して、本番も思ったよりできたからどうせならうかっててくれ…という感情。

 

「試験お疲れさまでした」

そう言って渡されたプリントをおそるおそる見ると…

 

『あなたは、一種外務員資格試験を受験し、その結果、70%以上の得点であったことをお知らせします。...』

 

うおおおおお!!合格や!!!!!

 

とまあ、なんとか合格できたようです。やれやれです。

ちなみに何点取ったかは教えてくれないようです。どれくらいギリギリだったのか、もしくは実は余裕があったのか、気になります(団体受検で申込した人は教えてくれるらしい?)。

 

証券外務員一種、簡単な資格といえど、1日で攻略するものではありませんね、つらかった…。勉強中、なんて長ったらしくて小難しい日本語を使うんだと一人でキレてましたがそれも良い思い出です。デリバティブ取引のコールの売りやらプットの買いやらふざけるなと思ってたけどマスターしました。ありがとうございました。

試験は終わりましたが、まだ勉強しきれてない分野も面白そうだったので勉強したいと思います。

 

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証券外務員一種、まとめ

  • 時間が無ければ要点をしぼる!!!!優先すべきは①デリバティブ取引、②株式業務、③債券業務 (これらは計算問題が多い、本質を理解してしまえばカンタンで覚えること少ない)
  • 計算問題は必ず落とさない!!!死んでも取る!!!
  • あとは自分の金融常識を信じろ!!!

 

以上です。ごきげんよう